真実のお菓子の教室イルプル
イルプルの師範会は年に2回春と秋。
春は師範会のあとに、この3月で卒業された生徒さんたちの卒業パーティーがあります。
今日、喜びと満足感に溢れた生徒さん達の笑顔を見ながら、
私が卒業した16年前を想い出していました。
今は当たり前に作れてしまうお菓子たちも、卒業したての頃は、ただ全課程のお菓子を学んだ、
というだけで、全然満足に作れるようなものがほとんどありませんでした。
師範試験を受けようと決めたときから、本当に真剣に練習に練習を重ねていきました。
昨年学んだ白崎茶会のパンもそうですが、
真剣に学ぶ姿勢をもったとき、人は少しずつでも上達していくんだな〜としみじみ思います。
何事にも生半可な気持ちではダメだと言うことですね!
それにしても、
いろいろ寄り道をしないで、一発で真実のお菓子教室に巡り会えた私は、
何とラッキーだったんだろう♡と思います。
今日のパーティーのお土産のお菓子、このタルトゥ・サンチャゴ
本当に美味しいです。
そのお菓子に込められた弓田先生の真実の思いが、エピソードとともに書かれたこんなリーフレットがつけられているお菓子屋さんなんて、他にあるのかな?
弓田先生がスペインに美味しい栗製品を探しに行かれたときに、お土産屋さんで何気なく買ったお菓子が、このタルトゥ・サンチャゴだったそうです。
お土産屋さんに積み上げられた、なんの変哲もない素朴過ぎるそのお菓子、
せっかく買って来たんだからと、ひと切れ口に放り込み、、、
ん??
そのあまりの豊穣の極みの味わいに、先生の五感が震えたそうです。
そのスペインのアーモンドで、日本の地で思考錯誤を繰り返されて出来たのが、このお菓子。
こんな真実の詰まったお菓子教室で学べたことが、本当に嬉しいと改めて思えた今日でした。
先生のお元気になられたお姿にお会いできて、よかったです。
ありがとうございました。
そしてそして天国の深堀先生にも、感謝感謝です。。。
昨日作った、これまた美味しいガレット・ブルトンヌ
これも真実のお菓子のひとつです。